動画解説と自習(講師の丸付けや質問・説明の時間)を組み合わせた中学生クラス。
2023年3月よりスタートさせたのですが、すでにこのクラスを始めて良かったなぁと思う事がありました。
中学1年生の生徒さん。入塾時から英語の覚えがはやいなぁと感心していました。
中学初めての1学期中間テストでも高得点!
そのままがんばっていただきたいと思っていた時、生徒さんからこんな相談がありました。
「わたしは英検5級を持っているんですけど、次は英検4級にも挑戦したくて、それを学校の先生に伝えたら『塾に行っているなら、そこで指導してもらったらどうか』と言われたんですけど、できますか?」
この生徒さんのすごい所は、コジ塾の前にどこかで英語を習っていたわけではなく、学校が少人数のクラスで上の学年の英語の授業を同じクラス内で聞くことがあるらしいのですが、小学生の間にそれを自然に覚えたとのこと。
え?!すごい!英検5級って、中学1年英語修了レベルですよ。どおりで英語が得意なわけだ。と納得しつつ、もちろん英検4級の指導を引き受けました。
英検4級は中学2年英語修了レベルです。
つまり、学校の中1英語の内容をやりつつ、中2英語の内容も進めなければなりません。これまでと同じ時間内にどちらも同じ量だけやるのは完全に無理がある。だからといって、塾で中2の内容ばかりやっていて肝心の中1のテストの点数が低くなっていくと不安になってしまうでしょう。
そこで、これまでやっていた中1英語は進度表にそって家でやって来ることでそのまま続け、中2英語の内容は塾で問題集を使って講師の説明を聞いて解いていくことを提案しました。
こういった生徒さんの要望に対応できるのも今の中学生クラスのメリットです。
『学年バラバラ、進度バラバラ、だから解説は動画で観る塾』と聞くと、(ウチの子、できるかしら?)(わからない所は質問できるの?ほったらかし?)とマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃるでしょう。それは、「みんながいないと、一緒じゃないと勉強に身が入らない」「質問すれば講師がいつでも応えてくれる環境で、質問をしないことを選ぶ」生徒さんたちのお話。
目標を持っている、自主性のある生徒さんにとって、今のシステムだからこそ自分の必要とする内容をしっかり学べるという事実があり、講師としてはそれを塾のサービスとして実践できていることに喜びを感じています。
中1の内容は家でやる=宿題になる。もともとなかった宿題を生徒さん自ら納得して、やってくる。こんなことは狙って働きかけても、なかなか起こることではありません。
生徒さん自身が英検4級の勉強を塾でしたいから、その時間を確保するために家でできることはやると講師と話し合って決めたのです。
そうして、中1の1学期期末テストが近づいてきました。
例の生徒さんから講師にこんな報告(提案)がありました。
「先生、そろそろ期末テストなので中2の英検の勉強はいったんお休みして、中1のテスト勉強のみをやろうと思います」
すばらしい…