『学校でタブレットを配布される』時代になりました。
コロナの影響で、オンラインの必要性が高まった結果ですね。
そこで、親世代の方の中には「自分は使えないけれど、子どもは自然とパソコンもできるようになるだろう」と考える方もいらっしゃると思います。
ただ、パソコンを習い・教えている講師は思うのです。
放っておいて、『できる』ようにはならない…と。
これはきちんとパソコンを習ったことのある人(もしくは、真剣に独学をした人)にしか実感できないことです。
まず、スマホやタブレットの操作とキーボードを使って文字を打つのは違います。
このタイピングが速いかどうかで、仕事の速さがかなり変わってきます。
速く打つことを意識して練習している人と学校でパソコンの時間に触る程度の人が同じであるわけがありません。
さらにワープロ部などで、タイピング速度を競う大会を目指して日々努力している人は、まるで言葉をしゃべるかのような速さでキーボードを打つのです!
パソコン教室の大人の生徒さんから
「昔ワープロ部だった子が職場にいるけど、あまりに速く簡単に打つので、みんなに頼られている」と聞いたことがあります。キーボードで速く文字を打てるだけで、重宝される存在になるのです。
そろばん教室に通っている人を想像するとわかりやすいです。
たしかに、日本人のほとんどが小学校から高校で算数・数学を習って、たし算・ひき算などの計算はできます。
でも、そろばんを習っている人の計算速度や正確さには普通の人は敵わないことが多々あります。
『できる』と『速く正確にできる』とでは、雲泥の差があるのです。
つぎに、ワード・エクセル・パワーポイントなどの操作は『学び、習得するもの』です。
キーボードで文字を打って、ネット検索をする。
その用途だけのために、パソコンが家にある方も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事をする上で必要とされるスキルは、ネット検索ではなく、ワード・エクセル・パワーポイントなどのソフトを使いこなすことです。
ソフトを使いこなすには、その “使い方” を知っていなければなりません。
どこをクリックすれば、文字の大きさや色を変えることができるのか?
写真を入れたい場合はどうすればいいのか?
特にエクセルなどは初心者にはちんぷんかんぷん。
「ココとココをたして、計算しておいて」と言われたとして、
実は一瞬で結果を出す方法があるのですが、
どんなに文字が速く打てる人でもその方法は習っていないと思いつかないでしょう。
それは、日本人に「アラビア語で話して」と言うのと同じこと。
日本語を話せるんだから、他の言語も話せるでしょ?と思う人はいませんよね。
そのくらい、やり方を勉強しないとできるわけのない分野なのです。
では、日本人に「英語で話して」と言うのはどうでしょうか?
これなら学校で英語は学びますし…
でも、いざ、しゃべるとなると慣れてなくて自信がない。
そもそも、学校で習ったからって内容を覚えていない人もいるのでは?
主要科目の英語よりもっと少ない授業時間で、テストもなければ、その出来が進学にひびくこともない “パソコンの授業” だけ、なぜか「自分たちのときと違って、学校で習うから覚えるだろう」と思うのはちょっとあまい考えかもしれません。
パソコンより多くの時間習っている英語ですら、学校以外に塾に通う人はたくさんいますよね。
それなのに、英語を使って仕事をするより、パソコンを使って仕事をする人の方が圧倒的に多い時代です。
だから、少しでも興味があるなら「自然と身につく」などとたかをくくらずに、
早いうちから習っておくのも得策だと講師は思うのです。
講師も中学生の頃に、視聴覚室というパソコンのずらり並んだところで、初めてワードで文書を作る授業を受けました。楽しかったですが、それだけで、すっかり忘れてしまい…
その後、きちんとパソコンスキルを習ったのは大人になってからです。
何年かかけて、ほとんどイチから勉強し直しました。
結局、それを勉強する必要はいつかやってきます。
パソコン教室は知識を入れるということでは、実は勉強と同じなのに、それがキーボードを使って画面上でやるとなると、勉強感が薄れて、楽しいという生徒さんも多くいますので、小・中学生にもオススメです。
コジ塾のパソコン教室でも、小・中学生が大人が就職のために習得するような検定試験を受けて、合格しています↓↓