塾VS学校・・・じゃない~コジ塾思想~ by萩市の学習塾コジ塾

よく生徒さんから『学校の先生についてのグチ』を聞くことがありますσ(´ x `;*)

特に教え方について「学校の先生の授業はわかりにくい!」と始まり「…だけど、塾ならわかった!」と続いていくことも多く、一昔前は(そうか~、そうでしょ、そうでしょ、それはよかったヽ(o’∀`o)ノ)と内心喜んでいたりしたのですが・・・

何年も塾講師をやっていると気付きました

先生ってとかく嫌われる職業ですよね。生徒さんの未熟な部分を時には厳しく叱ることもしなければいけないし、勉強したくない生徒さんにも難しい内容も教えていくわけです。たとえ後で「あの先生の言っていたことは自分のためになった、正しかった」とわかってくれたとしても、その時は悪気なくとっていた行動を注意された生徒さんが機嫌を損ねることは多々ありますし、生徒さんが勉強についてわからない・伸びない時にその理由を自分の努力不足や関心の無さだと自分に向けて自ら改善することは少なく、ましてや能力だと諦めてしまうのも虚しいので、教えている側に問題があると考えるのは、ある意味自然なことでしょう。

すると、コジ塾講師も塾の『先生』です。嫌いの対象になってもおかしくない(;´༎ຶД༎ຶ`) とはいえ、本人の前で「あなた、嫌い、むかつく」と言う人はいないので、私もどこかで言われている可能はあるわけですよね。「あいつ、今日宿題めっちゃ出しやがって、うざーい」「ムズい…やる気なくした…塾行っても、そんなに成績変わんないよ、意味ないよ」とか…想像すると恐ろしいので、これくらいにしておきましょう。

これに気付いてから、生徒さんの学校のグチ&塾への賞賛を手放しで喜ぶことはなくなりましたが、さらに思うことがあります。

結局のところ、学校で習う内容も、塾で習う内容も同じです。(学校の内容は完ペキなので、塾では別の内容をもっと!という生徒さんは別として、)多くの生徒さんは学校の成績を上げたい、テストの点数を良くしたいと考えて通塾します。で、塾で学校と同じ内容を予習したり、復習したりするのです。だから、ダブルで、2回同じ事を勉強する。これが重要じゃないかと思うのです。1回聞くより、2回。1回解くより、2回の方が頭に入る確率は高いですよね。理解力が低い・記憶力が悪いならば、なおさら効果的でしょう。

だから、たとえわかりにくくても、学校でも塾でも真剣に取り組むべきです。たまに、「学校ではどうせわからんから、途中から聞かずに寝た」と武勇伝を語る生徒さんもいますが、“もったいない”の一言です。どこからわからなくなったのか、何がわからないのかくらいは意識して、塾で聞けばいいわけですから。せっかく、お金を払ってプラスアルファで塾に通っているんだし( ´◡` )۶逆に、塾で先にやった内容がその時は完全に理解できていなくても、学校でも同じ事を教わることでわかるということもあるでしょう。

はっきり言うと、週に1度2時間の塾の授業だけで、学校の内容を全て習得しようとするのは、かなりの能力と努力が必要です。それができるならば、学校の授業だけでも内容はちゃんと理解できるはずなので、逆に塾に通う必要はないかも…。学校の先生だって教えるプロです。そのプロの授業を1度聞いても、わからない所があった。だから、別のプロにもう1度聞いて、理解を深める。その事実を受け止めましょう。

そして、コジ塾講師は『学校の評価が低いことで、塾の評価が上がる』というセコイ喜びを手放して、『学校も塾も生徒さんの学力を上げるサポート役として機能する』という生徒さんにとって好都合の真実を推奨していこうと思っています。

だから、今日も学校の内容でわからないことがあったと質問してくれた小学生の生徒さんに言いました。

生徒さん  「なんで学校ではできないのに、塾ではできるんだろ?学校の先生、言っていることがわかんないんよね~」

コジ塾講師 「学校で1回やってるから、塾での説明がわかりやすくなってるんだよ。学校でやってココがわからないな~って思うから、塾で聞けるわけでしょ?で、あの説明はそういう意味だったのかってわかるわけでしょ?だから、ちゃんと学校の授業も聞いておかないとね。それでわかんない所を塾で聞けば、そのままにしている人より一歩前進!てわけよ」

生徒さん  「そっか~、塾ってお得な感じするね、便利ね」

コジ塾講師 「そだねー」

 

 

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