ママ・パパへの教育論

ココでわかる!その塾の特徴 by萩市の学習塾コジ塾

かなり前ですが、郵便局に行ったら、ある学習塾のチラシが置いてありました。『成績アップのコツ』だったか…はっきりとは覚えていないのですが、とにかく「伸びる方法教えます!」的な見出しで、同業者の私(コジ塾講師)は興味津々でそれを手に取りました。

内容は『1.早起きをする。2.朝食は必ずとる。…』のような生活習慣がメインで、私は「な~んだ、そんなことか」とガッカリした反面、「そりゃあ、そうよね」とどこか納得というか、安心したのです。

なぜなら、広告に他の塾より確実に伸びる問題の解き方を載せてみせるなんて不可能に近いからです。だって、扱う問題が同じなんですから。
「他の塾とは違って、1+1=3なんですよ、実は!だから、ウチへ来ましょう!」ってことがあれば最強ですが(笑)、それでは逆に大問題ですよね、ウソを教えてることになる。

つまり、どの学校でも、どの塾でも、正解は1つで、導き方もほとんど同じはずなんです。仮に、その先生なりのわかりやすい解説を広告に載せたところで、じっくり見て、「なるほど、この先生は他と違うわ~」と気がつく生徒さんや保護者さまは一体どのくらいいるのか?
多くの生徒さんが苦手とし、大人になったらすっかり忘れてしまう数学の証明・英語の関係代名詞なんて載せた日には、見ただけでポイってされちゃいそうですね…。

だから、伸びる方法として、そのチラシの塾の先生が提案した『コツ』は、生活習慣(勉強するための環境)を整えることなのだと理解できました。

何年も講師をしていたら思い知ります。どんなに教え方を工夫しても、人にはそれぞれ生まれ持った能力(=ポテンシャル=地頭=遺伝…どれも同じ意味と思ってください)があって、理解力や記憶力に差があります。新人の頃は自分の知識や技術にばかり目がいく講師も、いずれ、生徒さん側が塾の授業の効果を最大限に発揮する方法が何かないかと考える時期が来ます。
その答えが、その塾の色であり、特徴です。何を大切にして勉強と向き合っているのか、問題の解き方以外で他と差がつくと信じる部分は何なのか。

講師自身の学生時代の経験や職場で多くの生徒さんを見た経験から、導き出された信念の部分です。普段はそこまで強く響いてこないかもしれませんが、きっと塾のシステム・カリキュラム・教え方・生徒さんへの接し方の全てに通じているのではないかと思います。

さて、コジ塾の場合はというと『自分で考える力をつける』ことです。“自分と向き合う力”と“他人と向き合う力”を養って、自己コントロールができて、相手を敬えるようになれれば、最高です。
一度習って忘れた時はまずは「わからん」じゃなくて前のページを見て考えてから質問する、辞書を引いてわかるものは自分で調べる、私語は仲間の勉強妨害&講師への無礼、宿題をしないのは約束破りと同じ…などなど。
コジ塾に通う生徒さん全員が、それができているかと言えば、そうではないですが、講師の考えは塾生に伝え続けるつもりです。

実際に、コジ塾の中学生クラスで『ディスカッション』や『Jr.teacher(ジュニア・ティーチャー)』を取り入れているのもそのためです。小学生クラスでのゲームも、仲間とルールを守って楽しむことの大切さを知ってほしいとの思いもあります。

勉強をするのはなぜか?ほとんどの人が口にするのは「将来のため」ですよね。学びの場でも先生やクラスの仲間という他人との関わりがありますが、やがてやってくる『将来=勉強の成果をフル活用する場』でも、上司・部下・お客さん・自分が利用するお店の人など、他人と関わり合っていくのです。
どうすれば相手から必要な情報を得られるのか、その後どうすれば得た情報を自分に落とし込めるのかについて、幼い頃から学んでおくのも1つの大事な勉強ではないかと考えています。そうして習得した学びの姿勢が、「できない・わからない時」でさえ、相手からの評価を得る手段になりえるとも信じています。

塾選びの際には、問題の解き方とは直接関係ないような、そこの先生が考える『他と差をつけるための方法や信念』を参考にされるのも良いと思います。