<英語塾に通っても、テストの点数が伸びない生徒さんへ>
英語の点数が低いのは、「わからないから」と思っていませんか?
ただ、本当にそうなのか考えてみる必要があります。
↓の動画を観てみてください。
ほとんどの生徒さんは、英語のルール(文法)が複雑すぎて、理解できなくてわからないのではありません。
日本語では、その学年で習う英文よりはるかに難しく長い文章を読むことができているのですから。
中学1年生で、『シンデレラ』の日本語で書かれた本を読むことができない子はいません。
スラスラと読めるし、話の内容も理解できるはずです。
中学1年生で出てくる最初の英語の文を知っていますか?
「わたしは、マーガレット・ブラウンです。
わたしは、オーストラリア出身です。
わたしは、寿司が大好きです。」
こんな感じです。
『シンデレラ』よりはるかに短くて簡単。
保育園の子でも、理解できる内容です。
ただ、英語で書きなさい、日本語にしなさいと言われると、
英単語を覚えていないからできないことになるのです。
わからないから、点数がとれない。のではなく、
英単語を覚えていないから、点数がとれない。のです。
そこで、テストに出てくる単語を効率よく確実に覚える方法を紹介します!
3本ありますが、1つ3分以内で観ることができます。
(↓これは、以前カスタマイズプロジェクトという塾以外でも自分で本気で勉強したい生徒さんのために、作成した動画です。今回、みなさんにも紹介します。)
動画を観て、思った生徒さんもいるでしょう。
「え!こんな面倒くさいことすんのか!」と。
だから、当然やってない。だから、覚えられない…のです。
特に、英語の点数が低いと悩んでいる生徒さんは、最初の英文を読む段階で「・・・」となってほとんどの英単語の発音すら覚えていないことに気がつくでしょう。
そして、1ページやるだけでも何時間、何日とかかるかもしれません。
覚えていないものは、調べないと出てきません。
これが時間がものすごくかかるのですね。
でも、ある程度点数がとれている生徒さんは、比較的楽にできます。
それは、内容が頭に入っているからです。
頭に入っているから、できる。
できるために、頭に入れる努力をする必要があるのです。
実は、コジ塾では小学生にはアルファベットや英文法を少し理解できるくらいやった後で、この『教科書暗記法』を実践してもらっています。小学生が、やっているのです!
だから、小学生から英語クラスに通っている生徒さんは点数が高い子が多いのですね。
でも、中学生クラスになったら、ここまではやっていません。(というか、できないのです。)
ちゃんと理由があります。
「はい、暗記してください」のかわりに、教科書の発音の仕方・日本語訳・出てくる英文法の解説を丁寧にしています。その後は、その教科書にそった問題集をやってもらい、またその後に、その教科書にそったテストもあります。これで、2時間かかってしまう。
実は、この2時間の間に、同じ内容がすでに4回以上は出てくることになります。
上の動画のような勉強方法をしていなくても高得点がとれる生徒さんは、その間に覚えているのです。
講師が言った英単語の発音、「一緒に読みましょう」の時間、問題集の質問が回ってきた時、自習でやるページ、テストをする前にその範囲を覚え直して、できているのです。
反対に、解説中に他の事を考えていて聞いていなかったり、眠っていたり、質問は友だちが教えてくれたのを口にするだけ、問題集は調べて書くだけで覚えようとしておらず、テストはやっつけ本番で終わったらまた調べて書くだけ。という生徒さんは、残念ながら頭に入っていない。
だから、塾以外の家での勉強で、ちゃんと覚え直す必要があるのです。
ちなみに、すごく厳しいことを書いていますが、この『教科書暗記法』はできない人のための苦行ではなくて、講師も学生時代にやっていたことです。授業はちゃんと聞いていた方ですが、それでも、確認や暗記力強化のために役に立ったと思っています。
塾でもこの暗記時間がとれたらいいのですが、そこまでの時間がありません。また、自分で覚えようと意識して自主的に確認していく姿勢がない生徒さんにとっては、貴重な塾の2時間覚えるフリをしておいて、または本人としては頑張っているつもりでも時間が足りずに、「できませんでした」と帰る日々をくり返す悪循環になる可能性があるので、学校の進度に合わせていく必要のある中学生クラスでは、内容の解説を中心にしています。
塾に通って勉強している時間だけで成果が出ないことに納得がいかず、プラスでこんな大変なことをするなら英語は不得意と諦めてしまえ!と思うのは自由ですが、
本気で点数を上げたいなら、自分の能力をもう少し信じてみたいなら、オススメの方法です☆
余談ですが、以前同じく暗記中心の教科である社会が得意な男の子がいました。
5教科のテストの点数で、とびぬけて社会が97点といいのです。(習っていたのは、英語・数学でしたが…)
「社会、すごいね。得意なんだね」と何げなく話しかけたところ、
「はい!テスト前にワークやったら、ノートにもう1回やって、3回くらいはやるんスよ!」と自慢げに話してくれて、講師はちょっとビックリしました。
(え!得意って言っても、そんなにやってるんだ…そりゃあ、そうか。)
で、聞いてみました。
「へえ、すごい!英語はそれくらいやってる?」
「いや、できてないっス」
得意だからやらなくてもできるのではなく、
結局、結果が出ているものは自然と量もこなしているのですね。