パソコン教室に来た生徒さんが「こんな本は買ってみたんですけど…」とワードやエクセルの解説本を見せてくれることがあります。
講師「へえ、すごいですね」
生徒さん「いや、でも全然わからなくて途中でやめちゃって…」
独学してみようと本を買ったけれど、あまり進まずに結局パソコン教室に通うことになる生徒さんは多いようです。
見せてもらうと、操作方法が写真やイラスト付きでとっても丁寧に説明してある本です。
正直、教室で学習する操作よりも多くの内容が収録されているかもしれません。
まるで辞書のように。
それでも、教室に通った生徒さんは言ってくれます。
「やっぱりパソコン教室でちゃんと習った方がわかりやすいし、早く身につきますね!」
実際に、たった1回のレッスンで講師の解説動画を観ながら操作をしただけで、エクセルの4級内容(基礎知識と四則計算の方法)が理解でき、あとは練習あるのみ。1ヶ月後にはマスターして次の級(関数を使った内容)に進んでいる生徒さんも多いのです。
つまり、
生徒さんの理解力がないわけでもないし、
購入した本が説明不足なわけでもない。
それなのに、
身につく気がしない。
原因は、マスターするべきことがわからないまま、辞書のような情報量の本を読んでいるから。
たとえば、漢字の練習をしたい時は『漢字ドリル』を使いますよね。
読み方や書き方を練習して、テストのページなんかもあって、ドリルに出てきた漢字を覚えていきます。
いくら漢字について詳しく書いてあるからといって、いきなり漢字辞典だけ買ってペラペラめくっても、きっといつまでも覚えられないし、いつしか飽きてしまうでしょう。
辞書はドリルを解いていて、わからない部分があった時にこそ役に立つのです。
パソコンスキルも同じで、コレ1冊!という情報量の多い本を買っても、ドリルのように問題を何度も解いて覚えていかなければ身についたことにはなりません。
パソコン教室で、たとえ資格取得に興味がなくても、決まったスキルがいろいろな形で出題される問題を解いていくと「あら、自然と覚えられた」となる人が多いようです。
コジ塾のパソコン教室コジパソでは、そういった問題とそれを解く講師の解説動画も用意しているので、本を読んでいるだけの静止画ではピンとこない操作も細かい所まで逃さずに短時間で習得していくことができます。(宣伝です、あしからず。でも、本気で思っていることです)
動画の中の講師のマネをするだけで、操作方法を学んでいけるので、自分で本を読んで考えて操作するよりも楽に進めるメリットもあります。
「急がば回れ」ということわざ通り、
サッと本屋さんでワードやエクセルのぶ厚い本を買うよりも、
面倒でもパソコン教室に連絡を入れて、本代より高くてもレッスンを受けた方が早くスキルを身につけることができるかもしれません。(コジパソでは、教室に通わなくても自宅で動画を観ながらレッスンできるコースも用意しています。また宣伝です、あしからず。でも、自分で本を買って独学しようと考えるくらいの自立型の方にはとても合っていると思います)
ただし、購入したその本は「こんな物!」と捨てちゃわないでください。
さっきも言った通り、パソコンの操作本は辞書のように使えるのです。最初は、使いこなせないだけで。
パソコン教室である程度のスキルを身につけたら、実際に仕事をする時に習ったこと以上の内容を調べることができます。
パソコンを習う前と習った後では、その本の役割がガラッと変わって助けになると思います。