ラブストーリーで
「君じゃなきゃダメなんだ！」
「あなただけを愛してる」
ってセリフよく出てきますよね。
好きな人に言われたら嬉しいですね～。
胸キュン、ラブラブ間違いなしじゃん。
そんな相手とは永遠に結ばれて、ずっと一緒にいたい。
でも、勉強でそういうのは全く無意味です。
むしろ、ジャマになる。害になる。
（すみません、言葉がキツくて…）
勉強でよく聞くラブコール。
「〇〇ちゃん（友だち）がいないと、塾に行きたくない」
「〇〇先生じゃないと、わからない」
「もっと、目をかけて、声をかけてもらわないと、できない」
気持ちはわかります。
仲の良い友だちがいるから頑張れる。
わかりやすい先生がいるから、より楽に学べる。
目をかけ、声をかけてもらったら、放っておかれるよりは嫌々でもやれる。
家族や仲の良い友だちと身内同士で言い合っているくらいならいいと思いますが、
コジ塾講師がここで話題にしているってことは、
仕事で生徒さんや親御さんの口から直接聞くことがあるからです。
ごめんなさい。
塾でそれをどんなに真剣に語られても、講師は全く共感ができないんです。
友達作りが目的ではない場所に入っておいて「仲の良い人がいないから、やらない」
先生の好き嫌いを言うくらいならともかく「あの先生だから、自分の点数は悪い」
それらを本気で理由にすること自体、恥ずかしいことだと講師は思っていましたので。
講師になるずっと前、学生の頃からです。
そういうことを言っちゃう人は勉強の本当の意味を見失っているのではなかろうか？
どうなることが『できる』ってことなのか。
『できる』とは、おかしな条件はナシで『自分がやってのける』ことです。
仲の良い人が同じ教室にいないと勉強ができない人生でいいんですか？
担当の先生が変わるたびに自分の成績が左右される人生って困りませんか？
学生時代の講師はそんなのは嫌だと思いました。
講師である今も思っています。
声かけされないとできないように育った子は自然と自分からやれるようになりますかね？
たぶん、どこか比較的早い段階でつまずくと思います。
「〇〇じゃなきゃ、できない」というラブコール。
『できるようになる』には、とってもジャマで害になるものです。
ちなみに、
勉強に「あなたじゃなきゃ、ダメ」はないのすが、
勉強をしたその先には「あなたじゃなきゃ、ダメなんだ！」と言われる可能性は大いにあります。
それは、勉強によって培った知識やスキルを必要とされた時です。
「あなたじゃないと、この仕事はできない」
「あなただからこそ、とても助かる」
そんなふうに言われるように、日々励んでいきたいですね。
