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英語はほとんどが暗記ですが、まとめて覚えた方が便利なものがあります。
それが、『変化表』です。
たとえば、「私は・が」「私の」「私を・に」「私のもの」を英語にすると「I」「my」「me」「mine」と全部ちがう・・・え!日本語は「私」に「が」「の」とかつければいいだけのなに。
もちろん、意味が似ているからって違う単語を書くとバツなんですよね。そもそも、問題を解いていても、単語自体を思い出せない・・・なんてこともよくあります。
それを呪文のように唱えて覚えてしまう手があります。
リズムで覚えてしまえば、必要な時にサッと出てきやすくなるし、スペルも覚えやすい!
塾では、とにかく「これ、覚えたら、講師の前で言ってみて」という指令を出して覚えてもらいます。小学生などは意味がわからなくても、笑いながら楽しそうに言ってくれます。
それが、いつかめちゃくちゃ役に立つとも知らずに( ´艸`)
塾でこんなやりとりがありました。
『彼女を』を思い出せない途中入塾の生徒さんに「『her』だよ。表あるじゃん、シーハーハーハーズやろ!」と前からいる生徒さんが教えてあげるのですが、「え?なにそれ?」(変な言葉~)と、苦笑いしちゃってる。
「教科書にも書いてあるじゃん!」とページを見せて、やっと「ああ」と納得するのですが、最後のまとめみたいなページにのっているその表を「これは重要!」と認識できた塾生とさらっと流しちゃった子の違いは、絶対塾でやった「アイ・マイ・ミー・マイン!」のテストのおかげだなと講師はほくそ笑むのでした( ´艸`)
実際に、変化表で覚えない子はどんな風に記憶することになるのか?
他の英単語と同じようにバラバラに出てきた「彼を」「彼らの」「あなたのもの」などを、他の英単語と同じ軽さで頭に入れることになるため、いざ聞かれると、全然覚えていなかったり、「私」という最初の言葉だけをとって、いつも「I(アイ)」と言ってしまったりするミスが連発するのです。相当の英語好き、暗記力がある生徒さんでないと、バラバラで覚えていくのは難しいのではないかなと思います。
塾生の親御さんから「もっと理解が深まる(成績が上がる)コツなどあったら教えてください」と言われた時、講師は「これ以上コツなどありません。コツはもう授業内で指導しているつもりです。あとはそれを本人が身につける努力をするのみです」とお伝えしたことがあります。
そう、塾に通っている生徒さんに、もっとコツを!と望まれても、出しきっちゃっているのでこれ以上出てこないのですが、塾に通っていない生徒さんにとっては、塾生にとって当たり前の『変化表』が『コツ』になることはあるのかなと思います。