中学生クラスの『オンライン授業』を始めてわかったこと by萩市の学習塾コジ塾

オンライン授業Zoom@コジ塾の画像 ~コジ塾思想~

新型コロナウイルス感染拡大で、ZOOMでのオンライン授業ができるように呼びかけて、練習を行いましたが、幸いなことに現時点で萩市に感染者が出ていないため、ほとんどの生徒さんが教室へ来て授業を受けてくれています。

しかし、第2波・第3波で萩市も外出自粛ムードにいつ突入するかは誰にもわかりませんし、ウイルスだけでなく大雨や台風などでも、なるべく家で過ごしておけたら・・・と思ったことはこれまでも何度かありましたね。

現在、家庭の事情で時々ZOOMを使って授業を受けている生徒さんがいらっしゃいます。初めは「操作の仕方に手間どって・・・」と時間内に入れない・音声が届かないなどありましたが、今ではとてもスムーズに授業に参加できるようになりました。

そこで、講師は感じました。

コジ塾生みんなにこういった体験をしてほしい、と。

当たり前のように、教室に来て、授業を受けて、帰るという勉強スタイルから、ネットを通じて自宅にいながら講師の授業を受ける新しい勉強スタイルを体験することで、多くの事が得られると思います。

1つめは、必要になってから、もしくはその前にすぐに行動を起こせる人間になれるのではないかということ。

新しいことに挑戦し、できるようになる成功体験をすること。特にこれから生徒さんたちの生活にもっと恩恵をもたらすであろうオンライン(ネット)についての成功体験は、今後の価値観をも左右する可能性があります。

便利なのはわかるけど、慣れていないから、手を出せない。別にそのままでいい。

こうした恐れや不安からくる消極性は、大人になってからもチャンスを逃がし、新しいことに挑戦できない体質を作り上げてしまうかもしれません。流行のゲームを自分がするかしないかの趣味の問題ではなく、時代が必要としているスキルを使いこなせるかどうか、そのために積極的になれるかどうかの問題なのです。

2つめは、違いを知って、必要なことを見極めることのできる『自主性を育む』ことができる。

オンライン授業を実際に受けるとわかると思います。

講師の解説は通常の授業と同じように聞くことができるけれど、問題を解いている様子やペンを動かす速度までは講師に気にしてもらえないことが・・・。講師が近づいてきて「はい、合っているね」「ここは、間違っているよ、こうやって…」と指摘してもらえるわけではない。解答を写す速度が遅すぎたり、質問に即答できずに悩んでいたりする時、講師が目配せで察して待ってくれるわけでもない。

解説を聞いたら、理解できているかどうか自分で問題を解いて、確かめる必要があるんです。そして、自分の理解より速く授業が進むようなら、あとでもう一度動画を巻き戻して観てみる自主的な努力が必要です。答え合わせを自分でして、それでもわからないなら個別にオンライン上で自分から質問する必要があります。

つまり、“生徒さんが自分の学んだことを理解できているのか、問題が解けるようになったのか、自分自身でわかって対処ができる”ことで成り立つスタイルなのです。

実は、これこそが本来コジ塾が目指している生徒さんに習得してほしい能力そのものです。

・自分から質問できない子で・・・ペンがとまっていたら、自分から質問しなくても答えに導いてほしい?

・友だちがいるから塾に行く・・・講師の解説を聞くのは教室のみ、確認テストの点数が悪くても、家では勉強しなくてOK?

いつまでも、それでいいわけはないんです。大人になるにつれて、学ぶ時は本やビデオなど、直接人からでないことの方が多くないですか?習い事をする時も、基本的な事を学んだ後で自分が黙っていて、先生がすべて察して手とり足とり導いてくれますか?

そんな世界は待っていないのに、それでOKと流されがちな(講師や仲間にまちがった方向で依存してしまう)教室での授業から離れて、オンライン授業を受けることで、「あれ?今までと違う・・・これって自分でやらなきゃじゃん。わからなかったらどうすべき?」と、新しいことから気づくことが必要かなと思います。

いつもお伝えしているとおり、コジ塾講師は生徒さんのお尻を叩いてやる気のなさをコントロールすることはしません(できません)が、新たな学びの機会を生徒さんと共有することは積極的に行っていきたいと思っています。一緒に成長していきましょう!

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